目標を立てるにしても、ワクワクに従うにしても、
大事なのは魂の望みに沿っているかどうか。
魂の望みから外れていると、エネルギーが宇宙から供給されないので地を這うような辛く苦しい努力が必要になってしまう。
また違和感を抱えた状態で無理やり前に進もうとすると、自他ともに多大な犠牲を払う羽目になったり、最悪の場合負荷を与え続けた肉体が病気という形でメッセージを送ってくる事にもなりかねない。
では一体どんな望みが魂の望みに沿っていて、何が違っているのか?
それを明確にする為に、『動機』が重要な役割を担っている。
頭で無理やり練り出した欲望や、打算的な理由で設定したゴールは、往々にして魂の基準から外れている。
つまり現実的、常識的と言われているもののほとんどが、実は本当の望みとかけ離れているのだ。
例でいうと
『将来役に立つから』
『当たり前だから』
『褒められたいから』
『不安だから』
『後悔したくないから』
『就職に必要だから』
『義務だから』
『責任だから』
『恥をかきたくないから』
などという動機。
一見真面目で正当なものばかりでどこがいけないのかわからない。しかしそこが曲者なのだ。
魂は、物質的な結果を求めてはいない。
求めているのは、真から輝きを放つことであり、素晴らしい経験であり、過程なのだ。
もちろんその為に『物質的な結果を手に入れる』と予め設定して生まれてくる事もあるかもしれないが、そもそもの目的意識が違う。
ただ
『楽しいから』
『やってみたいから』
『好きだから』
『欲しいから』
『興味があるから』
『なんとなく気になるから』
といった、一見するとなんの結果も生み出さないような動機が、実は一番真の姿、魂の望みに近い。
本当は子供のように無邪気に湧き上がってくる好奇心のままに行動していれば、全てうまくいくはずなのだ。
そしてその道を行けば、自然と使命にも直結するようになっている。
しかし現実社会や固定観念がそれを許さないから、皆自分の意図するものと違う方向へ進んでしまったり、引き寄せをやろうとしても混乱してしまう。
動機が不純だと、魂からストップがかかるので、引き寄せは使いこなせない。
『ワクワク』にしてもそう。
ワクワクしているからそれが正しいかといえばそうでもない。
不純な動機からでも人はワクワクできてしまうからだ。
そこを見極めずにワクワクに従うと、ワクワク沼に足を取られてズブズブと取り込まれて抜け出せなくなる。
努力して行動しているのにうまくいかない、と言う人は、
今一度自分の『動機』を洗いざらい見つめ直してみる必要がある。
そして不純な動機が見つかったら、勇気を持って断捨離しよう。
何故ならどんなに頑張ったとしても、それはあなたを幸せにはしてくれないのだから。