インスピレーションや霊視などで
「もうすぐよくなりますよ」
と言われた後の、その長さたるや(笑)
全くすぐでは無いんですよね。
宇宙の流れは、私達が思うよりもずっとずっと、ゆっくりです。
だから、肉体を持たない存在からのアドバイスも、人間の思う時間の流れとはかなりのギャップが生じる事が往々にしてあります。
彼らの言う「すぐ」が所謂「10年」「100年」「来世」だった、なんていうのはしょっちゅうです。
私は非常にせっかちなので、なんでもさっさとしてしまいたい性分なのですが、その度に自分の都合の良いようにはいかないなと思い知らされています。
どれだけ動いて、どれだけ頑張っても、成果を倍速にして手に入れる事は出来ない。
そしてその芽が出るタイミングも、自分でコントロールする事は中々難しい。
中には成長ホルモンを打ったりかさ増ししたりして、一時的に大きくみせる事も出来るかもしれません。
しかしそのような場合、弾け飛ぶのも一瞬で、種も残さず消えてしまう事がほとんどです。
そしてまた、不自然に成長を早めた代償も払わさられる事になります。
草木が伸びる過程と同じで、その種に応じたスピードがそれぞれあります。
それを無理矢理強制して大きくしよう、早く実をつけようとするのではなく、
いかに自然に任せられるかで、その人の持つ本来の力を最大限に引き出せるかがかかっています。
では人間でいう『自然』とはどのようなものなのでしょうか?
それは、湧き上がってくる直感や感情の事であり、それを抑え込まずに素直に行動に移す事です。
もちろん、あまりに人に迷惑をかけるような事は自制する必要もあるでしょうが、
もしそれが誰かからの受け売りでも無く、強制でも無く、本心からの欲求であるならば、それは愛に沿ったものだから、本来は何も恐れる事は無いのです。
あなたは、自分で自分にホルモン剤を打とうとしていませんか?
必要無い分の肥料を撒いたり、それを他人に強要したりしていませんか?
もしそれが日常的になっている場合、改めて気付くのは中々難しいかもしれません。
なので、そんな時も、少しでも「こうかな?」と感じる方へと出来る限り自分を合わせていく事が必要になってきます。
魂のリハビリのようなものです。
子供の頃は、みんな素直だったのですから。
心の声に従い、行動に移すと言う事を繰り返していく中で、宇宙の完璧な采配の中、最前最適なタイミングで花開く時が来ます。
それは人によってすごくゆっくりに感じる事もあるでしょう。
しかし、目の前の事をこなしているうちに、きっといつの間にかそこに辿り着いているはずです。