引き寄せの極意として、よく良い面を見ましょう、というお話があります。
良い面を見る事で、良い面にフォーカスし、良い面を現実に映し出す事が出来ます。
そして良い面を見る事によって自分自身の波動が高まり、ソースとの繋がりも深くなります。
何より、悪い部分にばかり気を取られて負のエネルギーに支配されるのは、生産性が無いばかりか、その人の波動をソースから遠ざけ、運気を下げてしまいます。
なので、良い面を見る、というのは、引き寄せにおいて非常に理にかなったアクションなのです。
じゃあ、今から死ぬ程憎いあいつの良い面を見てみよう!と思い立っても、そうは簡単に問屋は卸しません。
頭と感情をパッキリ分けて物事を考えられる人ならばいいかもしれません。
しかし、そんな冷静でいられる方が稀だと思いませんか?
私達は感情の生き物なので、生理的に嫌だと思うものについては、その存在について考えるだけでも嫌な気分になるものです。
そもそも何故敢えて良い面を見ようとしなければいけないかと言うと、大抵の場合それが嫌いだからです。
好きな人や物事については、頼まれなくても自然に良い面ばかり思い起こせますよね。
だけど「よし、それについて良い面をみなければ」と努力が必要な物ほど、その人にとって本当に嫌なものだったりします。
それでも良い面が見られるなら、是非そうして下さい。
きっとそういう人は、誰よりも早く引き寄せを使いこなせるようになるでしょう。
しかし、やっぱり無理だと思うなら、無理のままでいいのです。
最重要項目は、良い面を見る事では無く、自分の波動を高め、ソースと繋がる事なのですから。
なので、むしろ嫌な対象については、徹底的に頭から追い出す、無視する、意識しないようにする工夫をした方が良いかもしれません。
だって嫌なもんは嫌でしょう?(笑)
それを自分に鞭打って「良い面を見なければ引き寄せられない・・・」とやっていても、良い事が起こるどころか益々自分の波動を下げてしまいます。
それよりも、自分がいかに心地よく過ごせるかに徹底的にフォーカスし、私たち自身が良い気分でいる事が大切なのです。
とりあえず、憎いままでも良い。
聖人君主になどなる必要はありません。
良い気分でいて、波動を上げ、ソースと繋がる。
それが出来ていれば、自ずと愛に満ちて嫌だったものも許せる日が来るはずなのですから。